胸熱「手紙」

こんにちは いかがお過ごしですか
魚稲の国淡路島「高田酒店」高田さとみです。



胸熱「手紙」



阪神淡路大震災の復興のシンボル「千夢酔」はこの日の為に
私たちが愛してやまない「千夢酔」が報われた日



千夢酔」のご注文を受けました。
その時の「手紙」を本人のお許しを得て公表します。






そのままを書き下ろします。

高田商店様

本日18:00過ぎ頃、電話にて「千夢酔」の購入を申し込みました
〇〇です。FAXが遅くなり大変申し訳ございません。
下記住所宛に商品(720mℓ×2本)を送付して下さいますよう
よろしくお願いいたします。


〒601−〇〇〇〇〇
  住所  〇〇〇〇〇〇
     〇〇千夢


私共の次男は千の夢と書いて「千夢(かづむ)と申します。
阪神淡路大震災の後、朝日新聞の記事にて「千夢酔」という
息子と同じ名前のお酒を造っておられることを知りました。
当時、息子はまだ幼稚園に通っていましたが・・
『元気で成人を迎えられたら「千夢酔」をプレゼントしょう、
それまで「千夢酔」を造り続けてほしい』と願いました。
想いが叶い千夢は間もなく20歳。
私に似てお酒の好きな子に育ちました。(笑)

(ちなみに息子の誕生日は8月6日・・・広島の原爆が投下された日です。
沢山の人の命も夢も根こそぎ奪われた日です。
そんな日に生を受けることが出来たことに感謝し
沢山の夢を持って生きてほしいと願って主人が名付けました。)

これまで千夢酔をつくり続けて来られることは大変なご苦労であったと思います。
皆様の「千夢酔」への熱い想いと我が子の幸せを願いながら
家族でいただきたいと思います。


本当にご両親の深い愛情が、

平和を愛する想いが伝わってきます。




私は何かを始める時いつも決まって思うことがあります。
たった一人でいい理解し喜んでもらえる人がいればと・・・




千夢酔」が出来て18年、
正直途中で投げ出したい時もありました。
18年間一度も休みなく、
田植え、稲刈り、脱穀、初しぼり体験会、秋の大試飲会
年5回のイベントと年3回のお酒の頒布会
どれもいつも全力で取り組んできました。
それは、この手紙を頂くためだったのでしょうか?




千夢酔」(奥山俊明さん当時24歳)は
「みんなの夢が叶うように」と命名されました。



阪神淡路大震災で、
夢も希望も無くした私たちに「千夢酔」は復興のシンボルでした。
もちろん今も励まされ続けられています。




遅くなりましたが、<〇〇千夢>さん


二十歳のお誕生日おめでとうございます。





追伸

今年もやります!!

「お米とお酒の学校」

時 9月26日(木)午後1時から

集合 高田酒店

詳しくはこの後お知らせいたします。